若手俳優として活躍中の水上恒司さん。
普段の爽やかなマスクと演技時の目力のギャップで注目を集めています。
そんな彼は、2022年に改名したことで話題となっています。
そこで今回は、水上恒司さんの改名理由についてまとめていきます。
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俳優・岡田健史は水上恒司に改名した!
俳優・水上恒司さんは、過去にとある理由で改名をしました。
改名したのは2022年8月頃。所属事務所『スパイスパワー』を2022年8月に退所後、翌9月に改名について説明し意気込みを語りました。
理由は後述しますが「事務所と揉めた」というのが一番の理由のようです。事務所と揉めて退所、さらに改名までするというのは相当の覚悟が必要だったことでしょう。
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なお、過去の名義は『岡田健史』で、若手俳優として活躍していました。
主な出演作は大河ドラマ『青天を衝け』、ドラマ『桜の塔』、映画『そして、バトンは渡された』『死刑にいたる病』など多岐にわたり、その人気ぶりが伺えます。
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改名後の『水上恒司』は本名!
現在の芸名『水上恒司』は彼の本名です。
所属事務所を退所する際、芸名から本名に名前を変えたことになりますね。芸名『岡田健史』は19歳のデビュー当時から4年間使用しており、改名の判断を下すのは大きな葛藤があったことでしょう。
彼が思い切って本名に戻した理由は、「これから生きていく年数のほうがはるかに長い。」「自分の価値を知るために、本当の意味で俳優で勝負したいと考えた。」とのことで、彼の決心が伝わってきます。
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『恒司』の由来が神秘的
なお、『恒司』という名前にも由来があり、自分から光を放つ恒星の「恒」と、周りに影響を与える役目を「司」っているというもの。
両親が「”恒星のように自ら発光して周囲を照らし、司る人間になれ“という願いを込めてつけた」と語っています。
画像参考:YouTube
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水上さん自身もこの名前には誇りを持っているといい、これ以上は改名することはなさそうです。
「恒司という名前は自分に合っていると思うし、名前負けしないようにというプレッシャーもない」と語っており、自分の本名を大切にしているのが伝わってきますね。
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水上恒司が改名した理由は3つ!
水上さんが改名した理由について、主に以下の3つの理由が挙げられます。改名理由には、彼の人生に区切りを打ち、再生の道が示されているようです。
①契約解除の裁判
②普通の生活に戻れるように
③独立したから
以降、順に見ていきます。
①契約解除の裁判
水上さんは2021年春頃、前所属事務所『スパイスパワー』に対し、契約解除を求める裁判を起こしました。この出来事が改名した1番の理由だといわれています。
彼の事務所内での俳優生活は、労働環境と給与面のバランスが釣り合っていない、いわゆる「ブラックな環境」だったことが伺えます。デビューして1年半は給料ゼロ、2年目からも手取り15万円程と、今ならSNSで炎上してしまいそうです。
後述する理由を含めて「区切りをつける」という意味でも、この裁判は彼にとって大きな転換点となりました。
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裁判を起こした時点で、彼の中で改名することは確実だったのでしょう。
②普通の生活に戻れるように
演じることがが好きでこの世界に入ってきたという水上さんは、「芝居に情熱を注げなくなったら引退も視野に入っている」と過去に発言。
仮に何かのキッカケで引退することになっても、「最後にドタバタと足掻くようなことはしない」という意思の表れなのでしょうか。・信念を持った彼らしい行動といえます。
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『俳優・岡田健史』の看板をいつまでも背負うのではなく、素の『水上恒司』で戦っていきたいという彼なりの考えもあったのかもしれません。
③独立したから
『岡田健史』という芸名の由来は、前事務所の岡田真弓社長の苗字から来ているといわれています。退所にあたり独立をしたため、芸能活動の「ひとつの区切り」として改名することにしたのでしょう。
改名には、「元代表とは決別する」という水上さんの反骨心も垣間見えます。
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水上恒司の『岡田健史』時代は苦悩の連続!
ここからは、水上さんの『岡田健司』時代の悩みについて、周囲に漏らしていたとされる内容をまとめていきます。内容を見ると、縦社会ともいえる芸能界の裏の顔が透けて見えるようです。
・デビューしたての給料はiPhone1個
・給料が少なすぎる
・仕事が選べない
・方向性が違う
・マネージャーとの関係が悪い
・パワハラが多い
・自分らしく生きたくて声を上げる
以降、順に見ていきます。
デビューしたての給料はiPhone1台
まずは初任給について、1年目は金銭の代わりに現物支給のような状況だったという話があります。
デビュー当初の新人に仕事がないのはよくある話ですが、水上さんはデビュー後からすぐに連続ドラマや映画に多数出演。それにも関わらず、デビューして1年半は給料ゼロで、唯一の報酬が社長に買ってもらったiPhone1台だったとのこと。
デビュー直後の新人の給料については、事務所の方針だったようです。仕事がなくで給料ゼロならば納得できるが、これでは水上さんが事務所に対して不信感を抱くのも無理はありません。
芸能界が特殊な世界だったとしても、あまりにも悲惨な話です。
給料が少なすぎる
前述したように、給料がもらえるようになっても、あまりにも額が少なかったそう。事務所退職直前まで月給が手取り15万円程だったと報じられています。
一生懸命仕事を頑張っていても、事務所の中抜きが大きく、水上さん自身に還元されていなかったようです。なお、事務所の言い分としては「所属タレントを出演させるために様々な経費がかかっている」とのこと。
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仕事が選べない
前事務所では水上さん自身で仕事を選ぶことができなかった、というウワサも。
事務所所属時に数多くのドラマや映画に出演していますが、時期が重なっているものも多くあり、当時はかなり多忙だったことがわかります。新人俳優として売り込みするには大事な時期だったのかもしれませんが、詰め込みすぎてひとつひとつの作品に集中できなかったり、体を壊してしまっては本末転倒ですよね。
役作りの期間などを考慮せず次々と仕事を契約されてしまったことも、演技についてこだわりの強い彼にとっては悩みのタネとなったのでしょう。
方向性が違う
水上さんと岡田社長の仕事に対しての方向性は違った様子。
岡田社長は口を開けば「プロデューサーに恩を売っておけ」ばかりだったとのこと。「演技力をもっと磨きたい」という水上さんの方向性に対し、岡田社長は聞く耳持たずだったのも、彼にとってストレスだったといえます。
方向性の違いを話し合ったり、すり合わせる場も設けられなかったことで、2人の間にある溝が年々大きくなっていったようです。
マネージャーとの関係が悪い
水上さんのマネージャーは、なんと3年間で5回も変わっています。さらに、仕事のことを相談したくてもできない状態で、現場で会っても口をきかないということも。
頻繁にマネージャーが変わることで、親密な関係を築きにくい環境だったのでしょう。
また、「若い女性マネージャーが水上さんのマンションに行きたがって困っている」と岡田社長が漏らしたこともあり、公私混同したプロ意識の低いマネージャーが多かったようです。
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本来、俳優とそのマネージャーはビジネスパートナーとして信頼関係が不可のはずですが、この状況では仕事もままならなかったと容易に想像できます。
パワハラが多い
前事務所の岡田社長は、以前週刊誌で「パワハラをしていた」と報じられたことも。水上さんも『スパイスパワー』に所属していた際、給料面や仕事が選べないという問題があったため、被害者の1人だといえます。
パワハラによって仕事を制限されるようであれば、裁判を起こしてでも退所したいと思うのは納得できます。また、所属俳優や女優にだけでなく、その他スタッフに対してもパワハラが多かったという情報があります。
水上さんのマネージャーの入れ替わりが激しかったのは、パワハラと激務に耐えられず事務所を去るスタッフが多かったことも原因のひとつでしょう。
自分らしく生きたくて声を上げる
スパイスパワー所属時は、基本的には言われたまま仕事をこなしていた水上さん。
現在は「自分がやりたいと思って引き受けた仕事を、責任を持ってまっとうしていきたい」と決意表明。改名したからこそ「その信念の大切さに改めて気付けた」とも語っています。
画像参考:女性自身
自分らしく生きるために、置かれた状況から脱却したのはすごい勇気と行動力です。悪い現状を打破し、自分らしく仕事ができていることが、水上さんが今も売れている理由の1つでしょう。
水上恒司は現在も俳優として大活躍!
前事務所を退所した今も、水上さんは人気俳優として活動中。今までかなりの苦労を経験した彼でしたが、現在はどのような活躍をしているのでしょうか?
現在はドラマや映画をはじめ、演技の勉強をしつつ、最近ではバラエティ番組やコント番組などにも挑戦しているようです。
『岡田健史』時代には経験できなかったことにも積極的に取り組んでいるようです。改名して数年、どんどん活躍の幅を広げつつ俳優としてのキャリアを積んでいることがわかります。
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改名直後は往年のファンも、やや混乱したようですが、現在は落ち着きを取り戻して彼の活躍を見守っているようです。
新事務所は合同会社HAKU
現在の事務所は『合同会社HAKU』というもので、各クリエイターのマネジメントを扱う会社と業務提携を結んでいます。
業務提携という形の契約なので、水上さん自身も自分のやりたいことがわりと自由にできているようですね。
画像参考:合同会社HAKU公式サイト
経緯は明かされていませんが、業務提携を結んだ際には「私の夢を実現するのに最高のチームが結成」とコメントも。信頼できる環境下において、活動再開の良いスタートダッシュを決めることができたようです。
画像参考:日刊スポーツ
今後の芸能活動の展望
今の活躍の裏で、彼には地道な努力があったといわれています。様々なドラマや映画に引っ張りだこな水上さんは作品ごとにまったく違う役柄を見事に演じ分けている水上さん。
どんな役もこなす彼は、影で地道な努力を続けているようです。
スタッフなど関係者の話では、「役作りのためのノートを作る」「現場で気づいたことをメモしておく」など仕事に真摯に向き合っているんだとか。
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また、水上さんは元野球部の強豪校に所属しただけあって、上下関係は厳しく指導されたそう。そのため、礼儀については人一倍気を張っているとのこと。
仕事現場では誰に対してもきちんと挨拶しており、彼のマメな性格が伝わってきます。ブレイクしてもなお、おごることなく礼儀正しいので、共演した役者やタレントはもちろん、スタッフからも好かれている様子です。
縦や横の繋がりが特に重要な芸能界。俳優・水上恒司さんは誠実な姿勢で信頼を勝ち取り、俳優としての道を着実に歩いて行けそうですね。